高見鍼灸整骨院

血圧の調整

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血圧の調整

2025/06/17

こんにちは。血圧の調整ですが、これについて当院ではあまり意識をして施術を行ったことはありません。それは「実は、高血圧の薬を飲んでます。」と問診の時に言われるだけで、高血圧に付随するまたは別の症状の寛解、或いは消失の目的で来院される患者様が多く、これらの症状を寛解、消失する施術を定期的に続けることで自動的に血圧が整うのがその理由です。ですが全くニーズがないわけではないので少し書いてみたいと思います。まず、高血圧の病因、病理を鍼灸的に解説すると、病因は食べ過ぎや飲み過ぎで脾胃(鍼灸では消化器官の全てを指す)を傷めるか、腎陰の不足です。次に病理です。まず前者ですが、中高年になると(コロナの流行や、パワハラと言われる、などで機会が減少しているかもしれませんが)飲み会で飲み過ぎたり、食べ過ぎたりして脾胃が弱ります。脾胃は食物を消化、吸収して『水穀の精微』(食物から得られた栄養物、エネルゲン)を産生し、これを材料にして血を産生します。ですので上記の如く、無茶をすると水穀の精微の吸収が悪くなり、血の産生が遅れ、結果、身体全体の血そのものが不足します。別のブログでも書いていますが、鍼灸の生理学では産生された血は一旦、肝に集められます。そしてある器官が使われると、その器官に必要な血を送るとしています。例えば読書や書類を読むとき、両目に肝が血を送ることで字が良く見えるのだと鍼灸では説明します。ですから、ドライアイなどはスマホなどを見すぎて血の消耗が激しかった結果です(肝の血が涙を作ると鍼灸では説明する、施術も肝血を補うようにする)。話が脱線しました。話を戻すと、肝に血が蓄積されないと、脳に血を送ることができなくなるので肝は血圧を上昇(逆気を起こす、中医学では肝陽上亢という)させます。もうお分かりでしょう、これが高血圧の病理です。次回は腎陰が原因の場合と低血圧の原因と血圧調整の施術の流れを書いてみようと思います。

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高見鍼灸整骨院
住所 : 大阪府和泉市のぞみ野1丁目1−12
電話番号 :  0725-57-5588


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