偽痛風

足の痛みの最終回です。足の第一趾中足指節関節の内側が痛むので痛風かと思い、病院に受診したら、生検の尿酸値は正常範囲にある、でも足が痛む、歩行困難なほどに。4〜5年前、コロナが流行る前にこのような患者様にたびたび遭遇しました。テーマを偽痛風としていますが、正式な病名かわかりません。この名称を用いた方がいましたので、ここでは使用します。これの原因は、寝不足や働きすぎ、或いは精神的緊張による肉体の疲労からくる肝腎の異常です。また、湿気も加わって起こるものですから、肝、腎を整え、湿気を除去する施術を行います。また、養生法も指導します。それは休養を優先的に取ることです。この休養がとれる人は案外あっさり症状が取れます。これは鍼灸でいう痺病といい、痛みを強く自覚し、休養が十分取れなかったりすると病む期間が長いです。これ故、人によっては根気よく施術に専念するのが要求されることがあるのはこのためです。以上です。最後までお読みくださり、ありがとうございました。