高見鍼灸整骨院

肩関節周囲炎(五十肩)の病理と施術

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肩関節周囲炎(五十肩)の病理と施術

肩関節周囲炎(五十肩)の病理と施術

2025/06/11

こんにちは。今回は五十肩の病理と瀬術についてです。さて、年齢を重ねる、過労になるなどすると腎精が不足しがちになります。そうすると、腎精(腎陰)と腎陽の平衡状態なら健康で何も症状がないですがこの状態が崩れると、後者の方が前者と比較して強くなります。この一時的な強弱が五十肩の炎症を引き起こします。この状態を陰虚陽亢といい、この時の熱があれば虚熱と言います(腎精が弱って身体を潤す事ができないから)。またこれは不安定な状態で陽虚陰亢(陽気が衰えて身体が冷える)となり症状も逆となります。これらが実は五十肩で夜間に疼痛を自覚する理由でもあるのです。東洋医学では人が眠気を覚えると、身体の表面を巡っていた気が目から入り、まぶたを閉じさせ、眠りに入りとしています。そして気は体内を循環します。気は身体を温めますから、もし、この時、陰虚陽亢の状態だと虚熱➕陽気で患部の炎症がひどくなります。覚醒すると気が外に出て行くので痛みが寛解することもありますし、陰虚陽亢が続くと、何度も痛みを自覚し、起きて深く眠れない、或は陰虚陽亢から陽虚陰亢に移行し、肩が冷えて、気血の巡りが悪くなりやはり痛む症状が出ます。この時、肩を冷湿布で冷やすと一時的に楽にはなるが、やがて痛んでくる理由がこれです。五十肩の炎症の厄介さと面妖さはここにあります。運動痛は言わずもがな、一応、炎症ですからあります。もし、痛みが比較的軽い場合は就寝前に五十肩の方の腕の肘関節の下にタオルを折って入れると痛みを感じず、眠れる場合があります。また、患部を冷やさないようにして就寝するのも良いと思います。最後に施術のことですが、腎陰を補い、体力を高めるように施術をします。更に患部に直接に施術を行います。これを行うのは対症療法に慣れた方が多いので、満足することによるプラシーボ効果と実際の効果を期待してのことです。以上となります、最後までお読みくださりありがとうございました。

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