糖尿病

こんにちは。久々に更新します。今回は糖尿病を取り上げてみました。当院でも症例の多い病気であります。というのも、この病気が持病で腰痛を訴えて来院される方が多いからです。東洋医学では消渇に属する病気です。ちなみに糖尿病の患者様を脈診をすると、この病気特有の脈を呈しています。話を戻すと、糖尿病の方に腰痛が多いのは、筋力の低下が著しいからです。なぜ筋力が低下するかですが、この病気の方の多くは、美食家です。美味しいもの食べ過ぎると、胃腸に負担がかかります。胃腸は肌肉を支配していると東洋医学では解析しており、胃腸の負担はここに病変として現れます。これゆえ、糖尿病は胃腸の異常を起こすので、筋力が低下し、骨盤のズレが生じるため当然、腰痛を伴うことも多くなる、とういうのが東洋医学からの見地です。腰痛で当院に来院されていても、もし、糖尿病をお持ちの方は問診時にお伝え下さい。脈診でも分かりますが、脈には色々、意味があるのとやはり四診できちんと患者様の状態を把握できた方が、より正確な施術ができるからです。

話が前後しますが、もう少し詳しく糖尿病の病理を説明すると、油っこいものや肉をたくさん食べたり、飲酒の多い人は胃に熱がこもります。胃熱がわくと消化が一層進み、食欲がわき、胃熱がさらに湧いてくるこのために水分が欲しくなる、そして水分をとる、また胃熱がわく、食べる、水分をとるの連鎖で小便の回数が増加してこの病気となるわけです。一番効果のあった症例を挙げるなら、60代の女性で糖尿病と言われ、月1回か月2回の来院ぐらいで血糖値を下げたこともあります(個人差があります)。またこの方の坐骨神経痛も消失させることができました。

糖尿病は胃熱を取るだけではなく、この病に効く経穴も用いて施術を行います。無論、腰痛があればこの施術も行います。あと、口養生も欠かせません。以上となります。最期までお読みくださり、ありがとうございました。