肩凝りと腰痛の関係
2025/09/24
こんにちは。肩凝りについて以前記載しましたが、この時に肩凝りを施術するにあたり、骨盤のズレを整えると書きました。また腰痛のところでもそれについて言及しました。肩凝りと腰痛は切っても切れない関係にあります。部位が離れているので別物のように思われる方が多いですが、両方とも実は骨盤のズレが原因です。頚椎間の狭まりを指摘する外科の先生やカイロプラクターや整骨院の先生方も多くいらっしゃるのも事実ですが、頚椎間の狭まりがあれば、骨盤のズレも実はあるのです。と言うことは頚椎にアプローチする施術でも、骨盤のズレを整えても良いことになります。こう言うわけで当院では安全性の高い骨盤のズレを整える施術を採用しています。なぜ、骨盤のズレによって肩凝りが起こるのでしょうか?また肩凝りと腰痛にどういった関連性があるのでしょう?これについては解剖学の大まかな話になりますが、左右の脊柱起立筋が脊柱に沿って仙骨から第三頚椎や乳様突起まで付着しています。脊柱起立筋の上部に僧帽筋がこれを覆うように付着しています。骨盤がズレると第三頚椎と第四頚椎の間が縮みます。その第三、第四頸椎には脊柱起立筋の上に僧帽筋があり、僧帽筋に影響が出て、肩凝りが起こると当院では見ています。鍼灸では膀胱経、胆経、小腸経、三焦経、の異常と考えます。これらのうち、膀胱は腎と、胆は肝とそれぞれ表裏関係にあるのでたとえ腰痛などが膀胱経や或いは胆経上に現れていたとしても腎、肝の病症として扱います。また肩凝りは小腸や三焦の病症みならず、小腸は心と、表裏関係にあり、また胆も心と、腎も大腸と、膀胱も肺とそれぞれに関係しさらに三焦も胃腸全般に関わるため、それらの異常として捉えることもあります。いずれにせよ、腰痛も肩凝りも五臓六腑の、或いはそれらに所属する経絡の異常として捉え、ツボを選定し施術を行います。
肩凝りは骨盤のズレはわかった。では腰痛は?腰痛も骨盤のズレですが、このズレは骨盤を構成している仙骨と腸骨の間にある仙腸関節のズレを指します。仙腸関節が少し開くだけで仙骨がわずかに動きます。このわずかなズレが第四腰椎、第五腰椎間の狭まりを作り、外科でレントゲンなどを撮ると「ヘルニアだね」と診断された方が当院に多く来院されました。
先に説明したように、肩凝りと腰痛の原因は全く同じです。つまり早い話が互換性があるといえます。当院でよく遭遇したのは、長年、肩凝り症だったのにある日、突然、治療も施術も受けないのに肩凝りを自覚しなくなり、「やれ嬉しや」と思って数日過ぎると、ギックリ腰でしかも動けないほど強い痛みのものが多かったです。似た例では首が寝違いを起こすと次に腰痛を起こす方もおられました。また、逆の場合もあり、ひどい腰痛で通院して徐々に痛みが消失するにつれ、肩凝り、或いはその他の痛みを自覚することもあります。また施術を続けるとこれらが消失すると再び、以前よりも痛みの軽い腰痛を自覚し始めます。これに対し、さらに施術を続けると完全に消失し、腰痛から解放された方々がおられます。まとめると腰痛を自覚する前も、寛解していくときもその過程はほぼ同じです。まず、体のある部分に痛みないし、痺れ、凝りなどを自覚した時は、骨盤のズレが生じたのです。このズレの初期には腰痛になることはまずありません。何故なら、骨盤のズレが生じた時、左右どちらか或いは両方の脊柱起立筋が緊張してそのズレを緩和させるからです。この時、脊柱起立筋の上部が一番負荷がかかります。ちょうどその辺りが僧帽筋に覆われている部分になるので、ここに緊張が生じ肩凝りを自覚するのです。長くなりましたが以上です。最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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高見鍼灸整骨院
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