食べて気持ち悪くなる(機能性ディストピアなど)
2025/08/06
こんにちは。暑い日が続いていますが皆様いかがお過ごしでしょうか?食べてもすぐ満腹になる、あるいはそれ以上食べると気持ちが悪くなって吐いてしまうといった症状でお悩みの方はおられませんか?このような症状のお持ちの方には時々、当院では遭遇します。季節はあまり関係ないように思われます。病理メカニズム的には基本、胃腸の弱りになります。鍼灸では、胃には受納と和降の二つの作用があるとしています。先の受納は口から入ってきた食物を受け止める作用を言い、和降とは胃で消化したもの順次、腸に送り出す作用を言います。これらの機能が次に述べる原因から弱り、機能性ディストピアを含む症状が現れてきます。
その原因は①風邪②油っこい物や味の濃い食物の食べ過ぎ③胃腸の冷え④水分過多⑤疲労⑥ストレスです。当院でよく遭遇するのは、①と③或いは④と⑤が原因で起きたものです。⑥は中医学でいう肝胃不和の証の人に多いです。これは逆流性食道炎と診断されることが多いです。①は風邪の除去、②は油っこいものや味の濃いものをさけ、あっさりしたものを食べるよう指導し、湿熱を除去します。③は冷たいものを摂取しすぎないように指導するとともに、胃腸を暖める施術をします。④は水分と冷えで寒湿(冷えと湿気)が胃腸に溜まっているのでこれを除去し、水分の摂生を促します。⑤疲労すると、腎が弱り、胃が働かなくなります。そこに油っこいものを取りすぎるとテーマのような症状が出ますので、疲労を除去します。⑥は言わずもがなストレス=肝鬱を除去します。
以上が原因とそれに対する施術になります。機能性ディストピアと診断された方はこれら①〜⑥の範疇にあると私は考えています。最後までお読み下さり、ありがとうございました。
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高見鍼灸整骨院
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