帯状疱疹(ヘルペス)
2025/08/02
こんにちは。最近、チラホラと帯状疱疹が増加してきたように思います。当院でもちょくちょく遭遇します。7年前でしたか、40代の女性で背部から肋骨にかけて痛むと来院された方がいました。2週間で週2回の施術で症状は改善され、消失しました。最近では、30代の既婚女性でやはり背部から右脇にかけての痛みで来院されました。一応、四診と脈診をもとに施術行いました。ですが妙なのです。脈が整っているような、ないような感じでした。この方はその日午前中に来院されたのですが、再び連絡が入り、施術直後は楽だったのに帰宅したら、強い痛みに襲われたとのことで午後の診察時間に再び来院してもらいました。脈を見るとぼんやりとしたどの形のとも取れる感じです。「7年前のものとそっくりだ」と思いましたので、一応、帯状疱疹の施術を行い、万一のことがあってはいけないのでご本人にはほぼ帯状疱疹で間違いはないと思うが、内臓の病気である疑いも捨てきれないので病院に受診するよう勧めました。もし、帯状疱疹と診断されたら再来院する事も付け加えました。一緒にきたご家族の方にも同様の説明をし、病院に行ってもらいました。結果は検査でも内臓には異常がなく、ドクターの診断は私と同じでした。この方はその後、多忙のため来院されませんでしたが、数日患部が痛んだだけで水疱も出ず、消失したとのことです。この方の親御さんも右腋から脇腹にかけて痛むとおしゃったので同様の施術を行うと3〜4日痛みはあったものの娘さんと同様に何事もなく消失したとの報告がありました。ほぼ同時期に右脇腹に帯状疱疹を発症した70代の男性が居られました。この方は前の方々とは異なり、水疱がすでに出ていました。このため週2回、必ず施術を受けるようにアドバイスしました。この方はそれを守られたのでひと月くらいで消失しました。この方々の受けた施術は鍼灸ではなく脈診低周波治療器により消失したこを付記しておきます。
水疱が出ていない段階であると、脈診低周波を用いることが多いです。水疱が出たり、これが潰れてしまったりすると、鍼灸の方が早く寛解、消失しやすいです。さて、帯状疱疹の原因は鍼灸では湿熱であると究明しています。西洋医学的には水疱瘡のウィルスであるとしていますが、東洋医学では温病(春に流行るインフルエンザなど)の一種で湿気を含むとしています。話が脱線しましたが、この湿熱を除去する施術がメインになります。湿熱はしつこく身体に残留しますので施術の回数が要ります。以上となります。最後までお読み下さり、ありがとうございました。
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高見鍼灸整骨院
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