高見鍼灸整骨院
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解体旧書(『臓腑経絡詳解』解説)①

解体旧書(『臓腑経絡詳解』解説)①

2025/03/17

解体旧書(『臓腑経絡詳解』解説)①
図の向かって右上から解説すると肺は内蔵の中では、宰相にあたります(東洋医学では五臓六腑の全てに官位が配当されています。これがまた、それらの機能を象徴します)。気は陽で、その源は心です。心は君主にあたり、肺はこの諸々の気を統率し、身体全体に巡らせています。あたかも君主の命令を宰相が法令として天下に布くが如くです。また、官僚や役人を配置し、かつそれぞれが協調して働けるようにして、政策を実現していくように、各器官の生理作用を調節按配し、その円滑に働けるようにするのです。
だから、肺の気が調和していたら、臓腑や栄氣、衛氣が収まるわけです。これが向かって右上の文章の概要です。
肺は八葉の蓮華の如く描かれています。
これにも意味があり、易において太極が陰陽の二つに分かれ、次に四象に分かれます(老陽、少陽、少陰、老陰)。これら4つに数字が配当されています。老陽が九、少陽が七、少陰が八、老陰が六となります。つまり、肺は少陰で陰が少ないことを表します。熱しやすい、肺炎になりやすいことを示します。また、気道が九節があるように描かれていますが、同様に九とは老陽で極端な陽を示す、つまり、すぐに熱を持つことを象徴し、扁桃炎、気管支炎になりやすいことを表すのです。
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