冬の体調管理
2025/11/07
こんばんは。本日は立冬で暦の上では冬です。そこで冬の体調管理について書いてみたいと思います。『黄帝内経 素問』四季調神大論では、冬の主宰は腎です。腎の働きは封蔵です。意味は大切なもの(ここでは陽気)を保護する役目です。冬の健康法は朝は遅く起き、夜は早く寝るのだそうです。『黄帝内経』が書かれた時代は冬の寒さが厳しく、陽気を損なうことが多いため上記のことを奨励したのでしょう。しかし、生活スタイルが多種多様な現代人にはこれを実行するのはなかなか難しいでしょうし、防寒の服が盛んに作られ、暖房の技術が向上しているため、古臭い考えであると思われる方もいるでしょう。ですが、まだまだ、有効な考えではあると思います。例えば、家の中でじっとしている、或いは施設など温度管理されている場所で暮らしている方でも、冬の大寒の時期に体調を崩す方がおられます。こういった患者様が来院されると、つくづく、まだ我々は自然の影響を受けているのだなと感じます。人生の冬の時代は派手に色々と企画を実行するのではなく、高い志を隠して様々なスキルを磨いたり、知識を得たりして次の春の時代の準備をせよとも四季調神大論では教えてくれています。さて、今年のように急な気温の変化は肝鬱を起こします。いわゆる、これは自律神経の失調の原因となります。頭痛、肩凝り、は肝鬱が原因で起こるものがあります。普段から運動されている方は肝鬱になりにくいのです。運動されていない方はあまり寒くない時に、普段の歩くペースよりも二分の一、三分の一の速さでウォーキングを1時間してみてください。肝鬱が取れてしまうことがあります。また、あまり寒い日や薄着をしての外出はお勧めできません。先ほど述べた、冷えにより腎が弱り、人体の陽気を護れないために逆にこれを損なってしまうからです。もし、こういったことを繰り返すと気が弱り、春にはインフルに罹患しやすくなることも『黄帝内経』は指摘しています。以上です。最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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