高見鍼灸整骨院

夏の疲れ

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夏の疲れ

夏の疲れ

2025/09/05

こんにちは。9月が始まり、お仕事をお持ちの方はまた新たな気分でやる気を出す、学生さんなら新学期が始まって気分を一新される方も多いでしょう。しかし、ある方々は疲労感を常に感じたり、朝の寝覚めが悪いなどを自覚されることもあると思います。今年の夏は異常に暑く、普段に発汗しない方でも、噴き出るような汗に悩まされた方も多いでしょう。このため水分の摂取が例年より多くなり、胃腸を弱らせる方も増加していることと思います。まさに鍼灸ではこの夏の疲れの正体は胃腸の弱りとしています。また、鍼灸理論において胃腸は四肢(手足)を支配域として持っていると長年の経験から導き出しています。このため、ここが弱ると、四肢がだる重く感じられ、動作がとてもおっくうになります。

 

鍼灸では胃腸は食物を消化し、血の産生するための原材料を補給する大切な役目があるとして、大変重要視しています。夏の暑い時期は水分補給を推奨されることもあり、これが多くなるので胃腸の消化液がだんだん薄くなってきます。この薄い消化液でしかも水分を摂りすぎると、胃腸が冷えてますます、食物を消化しづらい状態になり、この負担がいっそうかかります。これが長期に亘ると、秋が来る頃、ちょうど9月、10月には胃腸はすっかり弱ってしまいます。また先ほど発汗が多いと言いました。鍼灸では発汗すると血が消耗されるとしています。今年のように暑いと、発汗が多くなり、血の消耗も甚だしくなります。薄い消化液では消化の遅延が発生するので、当然、血の産生に遅れが生じてきます。そうなると、肝に蓄えられる血が不足しがちになります。こうなると、鍼灸でいう肝鬱になります。これはあらゆる病気のもととなります。当然、心にも影響します。心血が不足するからです。このため、前者がよく現れると、朝起きれなくなり、持病が悪化する、あるいは新たに病気が発症するもととなります。後者は夜眠れなくなり、睡眠不足になりがちになります。また両者とも自律神経失調症の症状を呈する場合が多いです。胃腸の弱り自体も頭が重い、思考力低下を引き起こします。

 

さらにこの胃腸の弱りは肩凝りや頭痛を生じさせるだけでなく、以前に花粉症でも書きましたが、秋の花粉症の原因にもなります。以上が夏の疲れの病因病理になります。ですので、夏の疲れは胃腸を回復させる施術を行います。肝鬱や心の症状があればそれも除くようにします。また、頭痛や肩凝りもあれば、いっしょに除去します。最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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