高見鍼灸整骨院
お問い合わせはこちら

解体旧書(『臓腑経絡詳解』解説)③

解体旧書(『臓腑経絡詳解』解説)③

2025/03/19

解体旧書(『臓腑経絡詳解』解説)③
肺の蔵象
肺は第三、第四胸椎間に着いているとも表現されています。これは、解剖学的に着いているのではなく、肺に異常があれば、圧痛がでることを示しているのです。肺は華蓋(天子の傘)だと前回書きましたが、華奢なものでもあります。だから肺は弱い臓として扱うのです。事実、そうだから。あと、つけ加えるなら肺の上部に着いているのは肺管と言い、喉嚨と気管支を表すことをいっておきます。
あとこれは私見ですが、蓮の花が下を向いているのでその匂いが、下降しているが如く、残りの四臓に気が降りていくのがイメージできるので、肺の粛降作用を覚えました。また、漢方の薬剤が各臓腑の経絡に入り、所属の五臓に到達して効果がでると暗記しました。但し、蓮華に描かかれているのは本書のみなので、あくまでも私見です。


当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。