股関節痛(或いは変形性股関節症)
2025/07/11
こんばんは。昨日は乱視、今日の昼はこむら返り、夕方は股関節痛です。全く脈絡も何もありませんが、思いつきのまま書いています。股関節の痛む部位は三箇所あります。前面の鼠径部、側面の大腿骨の大転子の周辺、背面の臀部の下辺りになります。根本の原因はやはり骨盤のズレです。鍼灸的には膀胱経、胆経の異常になります。特に変形性股関節症は胆経の異常です。施術はこれらの経絡を整えるものになります。臨床上で遭遇することが多かったのは鼠径部の痛みで、特に女性に多く、婦人科疾患ではないかと心配されて来られていました。中でも、一応、当院で脈を診てもらったり、問診や色々して後、大体の原因を聞いてからクリニックに受診しようとする方もおられました。その結果、ほとんどの方が骨盤のズレによるものだと分かりましたので、その施術を行い、寛解および消失させました(人によってはクリニックを先に受診するようお勧めし、疾患がなければ、施術を行いました)。20年ほど前、壮年の男性が同様の痛みで来院されました。この方はいつも3回施術すると綺麗に症状が取れてしまうのに、この時ばかりはそうならず、ご本人も心配され、病院に行って色々調べましたが原因がわからずじまいとなりました。再来院され、問診すると、黒酢を健康のために飲んでいるとのことでした。黒酢は血圧には良いのですが、筋肉を緊張させるため、鼠径部の痛みがある間はやめてもらいました。そうすると、ものの見事に3回の施術で消失しました。それからは当院で痛みのある時は養生法として酸味のものの摂取をやめて貰うきっかけになりました。股関節の側面、或いは臀部の下辺りの痛みも同様に骨盤のズレを整える施術で消失させることができます。ただし、臀部の下辺りから、大腿部まで痛む場合、脊柱管狭窄症か重症のものがあります。前者は以前、ブログに書きました。後者は極度の疲労で腎虚が甚だしい場合です。この場合には施灸します(必ずしもすぐに痛みが取れるとは限らない)。そして腎虚を補う施術を行います。そして変形関節症は先ほど胆経の異常と書きましたが、お茶の先生方で発症される方が時々おられます。我が祖父、藤本和風は茶道に精通し、遊びに行くと抹茶を立ててくれました。この時に茶道をすると鍼が上手になると説教臭く宣ったのち、私が茶を飲み干すと「抹茶はな、飲み過ぎると股関節が変形して悪うなる。もう一服のむか?」なんでやねん…。最後までお読み下さり、ありがとうございました。
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高見鍼灸整骨院
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